酒池肉林
妲己を愛しみ、妲己の言これ従う。(中略)賦税を厚くして、もって鹿台の銭を実(み)たし、鉅橋の粟ぞくを盈みたす。(中略)ますます沙丘の苑台を広め、[1](中略)酒をもって池と為し、肉を縣けて林と為し、男女をして倮ら[3]ならしめ、あいその間に逐わしめ、長夜の飲をなす。百姓怨望して諸侯畔く者有り、是において紂すなわち刑辟を重くし、炮烙の刑有り。
「ウィキペディア」
殷の紂王の逸話に関する四字熟語である。
傍若無人な王様に振り回された臣下や民衆。紂王から「死ね」と言われれば残虐な方法で処刑された当時。さぞかし、生きづらかったろうに。
次の国の礎となった文王は時を待ち、グッと堪えて、息子の武王が周を建てた。
傍若無人な上司にそんな姿を重ねたりしてみる。もちろん、僕は文王でも武王でもないのだけど。
人間、辛抱が大事だってことを壮大な歴史に学ぶ。
力をつけなければ。