池井戸潤。面白い。

半沢直樹シリーズ。ドラマ分2冊。一気に読み終わった。

 

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

 

 

 

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

オレたち花のバブル組 (文春文庫)

 

 



ドラマを見たのが4.5年前。当時は楽しく見ていたけれど、今読むと現実味が半端ない。

今の職場でそっくりなことがよく起こるし、身につまされることが多い。なんだかスッキリするし、仕事とは?と考えさせられる。

 

銀行にいると数多くの人事を目の当たりにし、時にその理不尽さに腹を立て、的確さに拍手したくなるものである。そうした人の浮き沈みには無常を感じないわけにはいかないのだが、同時に、それにはたしてどれだけの意味や価値があるのか、という根本的な疑問も感じないわけにはいかなかった。

銀行には一つのまやかしがあるような気が、半沢にはしていた。

それは、あたかもこの銀行という組織だけが全てであると錯覚させるまやかしだ。それに根ざすものはエリート意識だったり選民思想だったりするのだろうが、そのどれもが滑稽だと半沢は思う。

銀行から離れたとしても、全く問題なく人は生きていける。

銀行だけが全てではない。

目の前の人事一つで全てが決まるわけではなく、人生というものは結局のところ自分で切り拓くものである。

肝心なことは、その時々に自分が全力を尽くし、納得できるように振る舞うことだ。

 

これはどの組織でも当てはまるのではないか。

人間とは不思議なもので、頭ではわかっていても、半沢直樹のようには生きられないのが現実だし、それだからこそ、この小説は面白い。

 

それにしても、どうしてこんなに組織に縛られてしまうのだろう。。。