友達に勧められて見たんだけど、気持ちが、気持ちが暗くなる映画である。
ストーリーとしては面白い。でも暗い。暗くなる。
以下、ネタバレ注意でざっくり(かなり曖昧ななので詳細は間違ってるかも)あらすじ
捜査官のディカプリオと相棒の二人が要注意犯罪者が収容されているとある島に、放火事件の犯人を探しに行く。
しかし、その島には実際には重大な精神的な疾患を持つ、病人が収容されていたのだった。
ディカプリオとその島で捜査を続けるが実は
ディカプリオはその島の患者だったのだ。
その昔、ディカプリオは捜査官であったのだが、妻が鬱病から子供達三人を池に沈めてしまった。その妻を銃で殺してしまった彼はそれ以降、精神障害になり、この島に収容されたと言うわけだ。
あまりにも辛い過去を受け入れられない彼は、未だに捜査官としてこの島の捜査をするという妄想を繰り返す。
医者達は治そうとするが、何度も妄想するディカプリオ。
最終的な治療として、ディカプリオの妄想通りに演じてあげればその矛盾点に彼自体が気付くのではないかとのことから、担当医がディカプリオの相棒となって、島の捜査を始めると言うのが映画の冒頭シーンだったのだ。
この治療が上手くいかなかったら最終手段としてロボトミー手術を詐術することになる。
ロボトミー手術とは当時、流行っていた治療法で脳の一部を破壊、あるいは除去する手術である。
子供や妻が亡くなったことを思い出した、ディカプリオ。
ディカプリオは治ったのかどうか。
映画の最後に相棒を演じていた担当医が確かめる。しかし、ディカプリオはまだ捜査の話を続ける。
あぁ、こりゃだめだ。治ってねー。担当医が合図を送るとロボトミー手術へと連れて行く係員がディカプリオを迎えにくる。
そこで言った彼の一言。
「ここにいると考える。どっちがましかな。モンスターのまま生きるか、善人のまま死ぬか」
この一言を持ってディカプリオは実は正気に戻っていたけど、わざと妄想しているフリをしていたことがわかるのです。
そして、ディカプリオは捜査官という善人として、ロボトミー手術へ。。
あれっ?これ書いてて、気がついたけど、例え、捜査官のフリをしたってもう本人は正気なんだから周りから見れば「善人として死ぬ(捜査官として)」っていうことになるけど、本人的には「モンスター(子供に死なれて妻を殺しておかしくなった)として生きる」なんだから、これは他人目線の話か?
ロボトミー手術を受けるとどうなるかによるけど、このロジックだとどうなるの?
あれ?