かんたん雑記

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【本】『「睡眠第一!」ですべてうまくいく」を読んで

 

「睡眠第一! 」ですべてうまくいく

「睡眠第一! 」ですべてうまくいく

 

最近、また読み返した本。この本を読んで睡眠の大事さを改めて認識した。

 

「まじめに寝ること」は幸せのカギ

10代、20代、30代半ばまで、これを怠ってきた自分に焦りを感じる。

健康で 、自分が幸せであると実感できる毎日のためには 、なによりもまず 「寝る 」こと 。睡眠第一にして 、人間のリズムで生活することが大前提なのです 。

 

まじめに寝ることがなぜ、幸せに繋がるのか。

1.健康であることは幸せである。

2.良質な睡眠を取っていれば健康になる。

3.良質な睡眠を取れば健康になるので幸せである。

ということらしい。

 

幸せには健康がつきもの。では病気の人は須らく幸せではないのか。とか、深く考えてしまったが、あまり、考えすぎないでおこう。

 

「古い脳」しっかり働いてますか?

著者は医者であり、脳科学の観点からのお話。本の中でも頻繁に出てくる「古い脳」と「新しい脳」。呼び方が簡単でわかりやすい。

 

「古い脳」とは脳幹とその上に乗っかる大脳辺縁系と小脳のことで呼吸や食欲 、自律神経など 、無意識で働き続ける体の機能をコントロ ールしている部分とのこと。

「新しい脳」とは大脳皮質のことで記憶や思考 、言語など 、人間が人間らしくあるための高度な心や情感を司る脳とのこと。

 

現代人は古い脳の指令を疎かにして、新しい脳の指令ばかりを優先させている。人間を人間たらしめる基本である心や体のバランスが脅かされているとのこと。

日が暮れて夜になれば 、人は自然に眠くなります 。それは 、生きていくために 、古い脳が眠りなさいと指令を出しているからなのです 。

ところが現代の私たちは 、新しい脳で 「なんとか今夜中に仕事を終わらせなければ 」 「寝られるときにまとめて寝ればいいでしょ 」などと考えて 、つい仕事や遊びを優先させてしまっています 。眠くなる体のサイン 、つまり 、命を守るために古い脳が出している指令を無視して無理をしてしまう 。

 

その結果、心や体を壊してしまうとのことなのです。忙しい現代人には中々両立は難しいなぁと考えさせられる。

 

心が元気 、体が元気 、だから幸せ !を実感しよう

 

もし 、今現在 、体調が今ひとつ 、心が凹んでいる 、子育てに自信がない 、なんだか仕事も人間関係もうまくいってない … …そんな状態に悩んでいるなら 、だまされたと思って 、まずはしっかり睡眠をとり 、早寝早起きをしてみてください 。必ず変わります !

って、著者は「劇的!ビフォーアフター」って感じでものすごい睡眠押しなんだけど、そんなに変わるのかな、とも思う。少し寝不足でも、そんなに体調が悪いわけでもなし、よく寝たからって普通の1日じゃないかとも思う。

 

第1章 寝ないと死にます!

「 7時間睡眠 」は死守する !

でたー、ここでも7時間睡眠。前に読んだ「疲れない脳を作る生活習慣」にも書いてあったけど

 

疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座

疲れない脳をつくる生活習慣―働く人のためのマインドフルネス講座

 

6時間と7時間でそんなに違うのかいな。5時間睡眠で十分と思っていら僕には多すぎる睡眠時間。毎日7時間も寝る時間がない。としてしまってはそこで終わってしまうので、なんとか試してみたい。と思っていたらどストレートに書いてあるし。

 

「睡眠時間は 5時間もあれば大丈夫です 、 5時間で十分です ! 」と自信満々に言いきる方がたくさんいます 。でも 、最初にはっきり申し上げます 。 5時間では足りません 。大人の人間に必要な睡眠時間は 7 ~ 8時間 。最低でも毎日 7時間は寝ることが必要です 。

 

日本の子どもたちの睡眠不足は危険な状態

これについては、妻がいつも気にしてる。子供にとって大事なことなら大人も同じか。

 

朝に分泌されるホルモンは元気ややる気のもと

朝になるとさまざまなホルモンが大量に分泌されます 。

副腎皮質刺激ホルモン、コルチゾールセロトニンなどのホルモンが朝、多量に出るらしい。

これらのホルモンが何にいいのか知らんけど。本では元気ホルモンって言ってる。わかりやすいなぁ。

でも、朝は皆、起きるのだから睡眠時間関係あるのと思っていたらこれらのホルモンをたくさん出すためには以下のポイントがあるらしい。

 

①起きる時刻が決まっていること

②太陽の光を浴びること

③充分な睡眠をとること

 

だということ。しっかり寝なきゃだめなのね。

 

しっかり寝ないと 、体の老化が加速する !

これも、ホルモンの関係で成長ホルモンの出が悪いと臓器がリニューアルされないため、体が老化していくとのこと。怖し。

 

しっかり寝ていない人は気持ちが落ち込みやすい

セロトニンの話。

古い脳で不安や恐怖を感じたとき 、セロトニンは 、セロトニン神経系の中をすばやく走り 、新しい脳につないで 「大丈夫 、大丈夫 」と安心させ 、精神を安定させる大切な役目をします 。

十分な睡眠をとらないとセロトニンの分泌が悪く落ち込みやすいということなのだろう。

 

まとめ

途中にも書いたけど、睡眠を疎かにしてきたことに後悔しつつ、そんなに変わるのか?という疑問も浮かんでいるところ。

新しい脳の指示も大事だけど、基本となる古い脳の指示を無視しすぎていては、古い脳の機能がおかしくなり、心や体もおかしくなるよということか。

7時間睡眠を確保するのは至難だけど、それだけの価値があるなら実践すべきだよなぁと考えつつ。。