上の子が高校受験だ。
その子にとってはそれなりに大きな行事ではある。
少しでも偏差値の高い高校へと言うのが親の心情なのはわかるが、妻の熱は冷めやらない。
俺が少し冷めているのかもしれない。
偏差値が高いほどに選択肢は増えるが今の時代、別の角度の選択肢も増えた。
いかようにも幸せな生きることはできると思う。と言ってもいかようにも不幸せに生きることもできるわけで、これは意味がないか。
いずれにしても、楽しく生きられればそれでいいんじゃないかと思う。
44の俺は既に、楽しく生きられてるし、あらかた自分の人生には満足してる。
楽しいことも大変なことも経験したし。
妻は子供が独立した後の生活にも希望を見出しているけど、ろくに子育てもしない俺は同じだし。
既に気分は老後だし。
この先何があるというのか、あってもなくても人生は続くし。