かんたん雑記

普通のサラリーマンの普通の日常

驚くべき出来事!

最近、心が荒んでいる。そのせいだ、そのせいに違いないッ。これは僕の本当の姿ではないッ。

 

とつとに思いたいくらいの驚くべき出来事が起きた。

 

日曜日、妻が珍しく一日中出かけるというので

11歳の長男と3歳の次男と三人で過ごさなければならないことになった。

 

昼ごはん。サイゼリアで食べる。そのあと暇だったので映画を見ることにする。

 

映画は「ワンダー」。

病気の子供が成長して行くという、なんともほのぼのした、子供にも良さそうな映画である。

 

チケットカウンターでチケットを買う。

 

店員:何名分のチケットを買いますか?

 

僕:2人分(見たらわかるだろうに、三人で見るんだよ。たけど、次男はカウントに入らないだろうから2人だな。)0.2秒

 

店員:何名で見られますか?

 

僕:3人です。(??さっき2名分のチケットを買うことを言ったけど、次男のことが気になるのか?次男も見るに決まっているだろ?なぜ、またあえて聞いてくるのか?見るのはまぁ3人だよな)0.6秒

 

店員:そちらのお子さんはおいくつでしょうか?

 

僕:(あー年齢は3歳だよなー。今年から幼稚園いってるしなあー。ん?まてよ、映画館って確か、3歳からお金がかかるんじゃなかったっけ?2歳だとタダじゃなかったっけ?まぁ、僕は妻と違ってお金なんか気にしないけどね。ワンダー、良さそうな映画じゃないか、早く見たいなーすごく見たいなー)0.2秒

2歳です。。。2秒

(え?俺、今なんて言った?そこで長男も見ているゾ。長男は弟が3歳だって知ってるゾ。パパが、料金ごまかすために嘘をついたことに気づいたゾ。普段から嘘をつくなと、ママみたいに電車代をごまかすなんて考えられないと、いつも息子に言っていた僕が、お金なんか気にしていないと思っていた僕の口からなにかウソが飛び出したゾ。えっ?えっ?

 

店員:あっ2歳でしたらお子さんは年齢制限でこの映画を見ることができません。

 

僕:!?(なんだとッ。それじゃ、映画見られないじゃないか。というよりも、僕は何であんな嘘をついてしまったんだ。。長男に対して恥ずかしいッ。こんな恥ずかしい親がいるかしら。っていうか、これはキセルのようなもので犯罪でないの?大丈夫か俺?え〜映画見たいー、見たいー。3歳は900円ほどかかるけど、ふつうに払えるじゃん。気にする額じゃないじゃん。)2秒

 

長男:(小声で)いいじゃん。3歳っていい直そうよー。俺は気にしてないよーパパ。

 

僕:えーっ。(いや、そういう問題じゃないんだよ。、まぁ、そういう問題もあるんだけど、確かにー、それでも映画見たいよなー。外も暑いし、家に帰っても暑いし、映画見たいよー)

 

僕:すみません、3歳でした。。。(うわー、前言撤回っ。なにそれ、これを言うことで料金誤魔化そうとしたことまでバレるじゃん。バカじゃん。そんなに映画見たいのかよ)0.1秒

 

店員:えっ、さっき、2歳って言ってましたよね。

 

僕:いや、3歳でした。(僕はアホか。痴呆症か。変態か。全然ッつじつまが合わない。怪しい。もう全てが怪しいー)0.1秒

 

店員:(他の店員に話しかける)どうしましょうかー。何か証明できるものあります?

 

僕:ないです。(免許があるわけでもないのに、そんなのあるわけないだろ。あっ、保険証があるかなー。いやないわー)0.05秒

 

店員:・・・・

 

僕:帰ります。(うわーこれは最悪のパターンだ、恥を忍んで前言撤回したものの、受け入れられず、恥の上塗りだー、っていうかこの感じだと2歳っていうのが本当で、映画が見たくて3歳っていい直したと相手には思われているんじゃないかな、じゃないかなーそんなことどうでもいいけど。。)

 

自分が怖い。ダークサイドに落ちてると、とっさにこんなこと言っちゃうんだ。